肩凝り
肩こりとは、肩や首、背中の筋肉が緊張・疲労して起こる不快感や痛みのことです。医学的には「肩部の筋肉の慢性的な緊張」と考えられています。多くの場合、血流の悪化や筋肉疲労が原因です。

脳と神経から見る肩こりの仕組み
脳と神経から見る肩こりの仕組み
1. 脳が体をコントロール
• 脳は全身の筋肉に指令を出しています。
• 「動け!」だけでなく、「力を抜け」「姿勢を維持しろ」といった細かい指令も送ります。
2. 神経が信号を伝える
• 脳からの指令は脊髄を通って肩や首の筋肉に届きます。
• 逆に筋肉や関節からの情報(疲労や緊張の感覚)も神経を通って脳に届きます。
3. 筋肉の緊張と血流の悪化
• 長時間同じ姿勢やストレスで、脳が「筋肉を緊張させて姿勢を維持せよ」と指令を送り続けることがあります。
• その結果、筋肉が固くなり、血流が悪くなります。
• 血流不足で酸素や栄養が届かず、疲労物質が溜まる → 肩こりが悪化。
4. 自律神経の関与
• ストレスや緊張は脳の自律神経にも影響します。
• 交感神経が優位になると筋肉がこわばりやすく、リラックスできなくなる → 肩こりが慢性化。
5. 悪循環
• 筋肉の硬さ → 血流悪化 → 脳に疲労信号 → さらに筋肉を緊張させる
• このループが肩こりを慢性化させます。



